善意の行動がお金よりも評価される社会が来ると思ってる

匿名の寄付に関する見解

1月6日に日本財団に送り主不明の1億2411万円 の寄付が届きました。きっと驚かれた方が多いと思います。匿名なので財団の方もお礼のお手紙を送りたくても送れないという事。そこでの本田さんの発言はこちら

私も本田さんに同意です。もちろん遺産相続問題を避ける為に名前は明かさない場合等々、寄付者に何かしら名前が公開できない理由がある場合や、寄付者の人の美意識でこだわって匿名にされているのに強制的に名前を公開して下さいと言ってくる訳ではありません。本田さんもそのような事を言っているのではないと私は理解しています。

問題は善意の行動に実名を出すという本来自然な選択肢・行為に「売名行為だ」など叩く風潮が存在し、それにより名前を公表して善い事をする自然な事を隠さなくてはいけない空気を作っている事。それはとてもオカシイ。その風潮を消す為に本田さんのような方が発言してくださる事はとても意味があり、有難い事だと思います。

お金でなく信頼を貯め、使って生きる世界

私自身ブロックチェーン業界でアンバンクドのデジタルトランスフォーメーションの最前線で活動しており、だからこそ感じる未来の社会の形というものがあります。それをシェアさせて頂けたらと思います。

まず、名前を隠さず善い行いができるようになった世界は近々実現するとして、その次は善い行いをする人がお金持ちよりも幸福感に満ちた生活ができる世界がくると思っています。もっと言うと法定通貨にしろ暗号通貨にしろお金という存在を中心に経済が回っていますが、近い将来お金がなくても生きていける社会が見えてきているように感じます。

何故かというと社会信頼ポイント的な物が今後お金に変わる役割を担うようになるからです。

善行して名前を隠すどころか、自分の善行が自分に紐づいて記録される。今まで可視化できなかった信頼が可視化される。善行をした人に対しての優遇・サービスが生まれる。善い行動をする人が増えていく。信頼ポイントはお金よりも価値を持つようになる。人類全体にとって良い循環の社会が実現される。

遠い未来の話に聞こえるかもしれませんが、意外と世の中の流れ(SDGsの話題、環境問題、日本でいうゆとり世代、さとり世代、つくし世代・世界的にいうデジタルネイティブ世代、マインドフルネス世代などのこれから時代を作っていく世代の精神性、リソースシェア・AIの進化による人類のあり方)など、様々な流れを踏まえると、この方向に向かうのは不自然でもないし遠くない未来にも思えます。

行いが評価される事例の紹介

事例を紹介してみましょう。グローバルの実証実験が続いている様々な事例があるのですが、分かりやすい、VeChainDN VGLの提携を具体例として紹介します。

まず、VeChainは数ブロックチェーンの中でも社会実装を頑張っているプロジェクトだと個人的に思っています。

そして、提携したDN VGL はノルウェーの財団で、企業の社会的責任に関するISOガイド(ISOとはInternational Organization for Standardizatioの略・国際標準化機構)に関するエキスパートで地球温暖化対策とCO2の関係に関するエキスパートとしても有名です。

そのDN VGLが、VeChainと一緒にカーボン・オフセットの取り組みを実施しています。 評価部分をDN VGLが作っていて自動車メーカーのBYDが導入しています。

カーボン・オフセット、カーボン・クレジットについてご存知でない方は、環境省のwebsite での説明が分かりやすいので参考にして下さい。

要するに、電気自動車に乗ることで、石油の自動車と比べてどれだけCo2削減に貢献したか 走行距離に応じてカーボンクレジットがもらえる仕組みです。

今後、このような取り組みが増えていき、環境に優しい選択をしている人は安全なミネラルウォーターと粉ミルクを買える権利を付与されたり、年中予約いっぱいの海が綺麗な人気リゾートの優先予約権が付与されたり、最終的には、どれだけお金を積んでも、信頼ポイントが低いとは入れない施設やサービスもできるかもしれません。

テクノロジーがどう社会に関わるのか・ブロックチェーンだから可能な事

実現性が高くなった理由の1つは、ブロックチェーン上にそのデーターが刻み込まれている事にあります。ブロックチェーン上に刻まれる事により改竄(かいざん)のリスクが限りなく低くなります。

ブロックチェーンには様々な種類がありますが、このような場合、誰でも参加できるネットワークで、中央管理者が存在しないのが特徴のパブリックチェーンである事が大事だと思います。

アニメのサイコパスで例えると、サイコパス検定で政府の軍人の犯罪係数の数値が改竄されたシーンがありますが、このように政府や団体などの中央に集まる権力者が個人情報を操作するなど、あってならない事を防ぐ為に重要なのです。

新型肺炎で亡くなった医師を追悼、イーサリアムに慰霊碑の形のスマートコントラクト

こちらもパブリックチェーンだからこそ実現した一つの象徴的な出来事でした。新型コロナウイルスの発生を告発し、患者の治療中に感染して亡くなった李文亮医師を追悼する為に慰霊碑の形のスマートコントラクトが作られました。李文亮医師は早期にウイルスの危険性を警告していた医療専門家の1人でしたが、社会に不安を与えたとして地元警察から処分を受けていた方です。

ご存知の通り中国のSNSでは政府に都合の悪い事は削除されます。実際に「李文亮医師に中国政府は謝るべきだ」といったWeiboへの投稿は削除されてきました。

しかし慰霊碑はブロックチェーン上で作成されたので検閲を受けることはありません。

彼は中国人にとっての英雄なだけだなく、人類全体にとっての英雄でした。イーサリアムという人類共通のデータベースに彼の功績が刻まれたのは、一つの象徴的な事だと思います。

この場を持って改めてご冥福をお祈りします。

彼の勇姿は決して消されてはいけない。

結論

名前を隠す必要性がないどころか、これからはもっと善い行いは可視化され、評価される時代が来ます。上記で述べた通り、パブリックチェーンだと、企業だけでなく国を越えた人類共通のデータベースになります。 人類共通のデータベースがあれば、国の垣根を越えて人類が一つになって地球規模の問題に取り組む事が今よりもっと効果的にできるようになるでしょう。

オーストラリア森林火災、コロナウイルス、イナゴの大群による被害、自分にできる事から私も動いていきます。

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Miss Bitcoin&Bitcoin Donationのウェブサイト「Kizuna」創設者。ミスビットコインの藤本真衣です。ミスビットコイン寄付サイト「Kizuna」を運営しています。「ミスビットコインとブロックチェインに興味あるけど、取っつきにくいしい。」と思っている人はどうぞご一読ください。

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