Bitcoinの法定通貨化を検討するトンガ王国へBitcoinで寄付しました。

1月15日、南太平洋の島国トンガ沖の海底火山で大規模な噴火が発生。この災害の影響で海底通信ケーブルが破損し、トンガでは国際電話やインターネットがつながらない被害が起こり、寄付金を送ろうとしても現地への送金手段として銀行送金も使えない状況でした。

まさにトンガがビットコインを法定通貨にしようと国会に法案提出した直後の噴火でした。

ビットコイン推進派のFusitu’a貴族代表議員が、法定通貨建てだけではなく、ビットコインでの寄付も募り始めました。

私の友人でもあり、Blockstream社の最高戦略責任者のSamson Mowさんが、2021年にFusitu’anさんに寄贈したビットコイン衛星キットを活用したとの事。ライフラインが繋がらない状況が続いていた期間はビットコインでの送金のみが機能している状況だったそうです。(オフラインだった環境は現在復旧していてきるようですね、良かったです)

Fusitu’a貴族代表議員によるトンガの状況を伝えるTweet
Fusitu’a貴族代表議員が寄付を受け付けるBitcoin アドレスを公開

私もSNSの投稿で知ったのですが、トンガ王国は東日本大震災のときに義捐金20万パアンガ、日本円にして約900万円を寄付して下さったようです。GDP比でみるとどこの国よりも寄付してくれたのがトンガ王国だったのです。それを聞いて尚更”私もできることをしなければ”という思いになりました。

私は2回に分けて、合計で5万円分を寄付しましたが、どちらも手数料は0.00000846BTC(日本円に換算して約34円)でした。最近海外送金する機会が多く、海外送金手数料と為替手数料で8000円近く払ったところだったのでこの手数料の安さは改めて素晴らしいなぁと思いました。

藤本が送金した2つのトランザクション詳細

Bitcoinで寄付をするメリット

・手数料が安い

・トランザクション履歴が全世界に公開されてて透明性がある。※トンガ寄付のウォレットアドレスはこちらから確認できます。

最後に

正直Blockstream社が衛星を打ち上げた時は「すごくたいそうな事をするなぁ。」という印象だったのですが、今回の衛星の貢献度を見ると彼らのように起こり得る問題を先取りして考える視座は素晴らしいなと感心しました。海底ケーブルが問題があっても大丈夫なように、ビットコインネットワークを守るのが衛星、有事の際に問題なく動く事をみんなに見せてくれましたね。

Blockstream社Samson Mow氏との写真。

みなさんがビットコインで寄付する際の注意点

ビットコインで寄付をする場合、下記の点に注意して行っていただけたらと思います。

・そもそも寄付を呼びかけてる人が信用できる人なのかの確認(ブロックチェーンでトランザクションは追えますが、そもそも寄付する先のアドレスが詐欺の場合)

・QRコード、アドレスが本物かどうか一次情報の確認(悪意のある人がQRコードだけ差し替える場合を想定)

・ネットワークの混雑状況により手数料が高くなる場合がある事を留意する事

・ビットコインはボラティリティ(価格変動)が大きい事(例えば現在の状況のように暴落する場合は大いにあります。寄付した後にBitcoinが高騰すれば問題ないですが、逆に下落した場合、資産は減ってしまう可能性はあります)

最後に補足

現在、手数料が34円で送る事ができましたが、ネットワークが混雑していると5000円前後かかる場合があります。そんな事もあるので『Bitcoinは、もう少額決済に向かなくなった』と言われる事があるのですが、それはそうとも言えません。

現在、Bitcoinのスケーラビリティ(拡張性)を解決できる、Lightning Networkという技術が急成長しています。これを用いるとBitcoinの送金手数料が格段に安くなります。

現在のBitcoinのメインネットが、5TPSのところが、1000万TPSになると言われています。VISAでも100万TPSなので驚異の数字だとご理解いただけると思います。(TPSとはTimes Per Secondの略で1秒間に遅れる数を表します))

Lightning Networkですと、管理がコールドウォレットではきない事や、だからといってメインネットに出すと、頻繁にその作業をする事によって手数料がかかる等の検討事項はあるにしても、少額を大勢から受け取る場合に関してはLightning Networkは大きな威力を発揮します。

日本ですと、Lightning Newtorkを使えるウォレットアプリは、Nayutaさんが作っているNayuta Core等があります。

こちらのコインテレグラフグローバルの記事にもあるとおり、エルサルバドルがBitcoinを法定通貨にした事で、日々の決済の需要が増えた事もあり、2020年後半からはノード数も増えてきた状況があります。下記一部抜粋・翻訳。

2030年までに7億人のライトニングネットワークユーザーになると予測。

ほぼ3年前にLightingがビットコインで稼働して以来、ネットワークは約3,000 BTCの容量を保持するように成長し、17,000ノードがネットワーク上で動作し、73,700ののチャネルがあります。「執筆時点で、Lightningのパブリックビットコイン容量は1億2000万ドルを超えており、世界中のユーザーは、ごくわずかな料金でほぼ瞬時に少額の支払いを行うオプションに価値を見出しています」とレポートは述べています。Arcaneによると、ウォレットの支払い量は8月以降前月比で20%増加しており支払い量はほぼ2倍になりました」とレポートは述べています。

このように、技術は日々進歩している事も、ぜひ皆さんに知って頂けたら嬉しいと思います。

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Miss Bitcoin&Bitcoin Donationのウェブサイト「Kizuna」創設者。ミスビットコインの藤本真衣です。ミスビットコイン寄付サイト「Kizuna」を運営しています。「ミスビットコインとブロックチェインに興味あるけど、取っつきにくいしい。」と思っている人はどうぞご一読ください。

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